3つのポリシー
ディプロマ・ポリシー
鍼灸スポーツ学科では、鍼灸学を基礎とした医学・医療の専門知識と技術並びにスポーツ科学に関する幅広い知識を教授し、豊かな人間性をもって人々の心身の健康増進、疾病予防に寄与できること、医学・医療の変化や社会的役割の変化へ対応できる自己研鑽力を身につけること、チーム医療の一員として活躍でき地域医療の向上並びに健康・スポーツ医学の分野においても貢献できる人材を養成することを目的としており、所定の期間在学したうえで所定の単位を修得し、本学科の人材育成目的にかなう、以下の知識・能力を身につけた者に「学士(鍼灸スポーツ学)」の学位を授与します。
- 人間を身体的・精神的・社会的存在として統合的に理解することができる。
- 幅広い教養と高い倫理観・責任感を備えている。
- 高いコミュニケーション能力を備え、対象者に対する全人的医療ができる。
- 他職種医療者との協調性を備え、チーム医療の実践及びスポーツを介した健康増進並びにスポーツ医学に関する貢献ができる。
- 科学的根拠に基づいた論理的思考と科学的に実践する方法論を身につけている。
- 統合された知識、技能、態度に基づき、全身を総合的に診療するための実践的能力を身につけている。
- 広い視野から医療や保健・福祉の問題を理解し、地域社会で活躍、貢献できる。
- 最新の医学知識や技術を習得するための生涯学習能力を備えている。
カリキュラム・ポリシー
ディプロ・マポリシーを実現するために、教養教育による人間形成をベースとして専門教育に発展させ、正常な人体の構造と機能並びにその異常における西洋医学的及び東洋医学的理解、疾病や病態認識の方法論、鍼灸における診断から治療、さらにはトレーニング科学やスポーツ科学の領域まで包含した合理的かつ積み上げによる教育課程を編成します。
- 「共通科目」及び「共通専門科目」では、教養教育の一環として、共通に求められる知識や思考法等の知的な技法を専門分野の枠を超えて獲得するとともに、人間としてのあり方や生き方に対する深い洞察力、現実を正しく理解する力を涵養する。専門科目の履修に先立ち、幅広い教養、視野、判断力及び専門領域に関連した基礎知識の修得、さらに人間性豊かな人格を養う。
- 「共通科目」では、実践的専門職業人の養成という観点から、知識と技術を系統的に学修出来るよう、各領域で概論や総論を学んだのちに、専門的なスキルを身に付けるための演習・実習を多く取り入れ、臨床現場や各領域において必要な幅広い知識及び多面的な技術を獲得する。
- 身体のメカニズムや運動機能が健康に及ぼす影響などを検証するスポーツ健康科学や運動学を取り入れつつ、人間が持つ自然治癒力により心身の健康回復を図る鍼灸治療の東洋医学的かつ科学的な理論と実践を学ぶことによって、保健・医療・福祉に関する一分野としての専門的で高度な知識と技術を修得する。そのために、「スポーツ教職コース」、「スポーツ健康コース」、「スポーツトレーナーコース」の選択コースを設置する。
- 「自由選択科目」では、各選択コースの専門性に関連した科目及びその資格要件に必要な科目を履修する。
アドミッション・ポリシー
鍼灸スポーツ学科は、その対象者である“人”を理解することを基本に、鍼灸伝統医学及びスポーツ医学を主体とした保健・医療・福祉に関する専門的で高度な知識、技術についての教育研究を行い、広い視野と良識ある教養を持ち、医学的・科学的検証に必要な知識及び判断力を有し、対象者への対応能力に優れた人材を養成することを目的とします。
- 科学的探究心と自己向上心に溢れ、豊かな個性と明確な意思を持つ人
- 医療の原点は「人間愛」であることを理解し、その心を持つ人
- 鍼灸治療やスポーツ医学に反映できるような分析力、柔軟性、協調性を持つ人
- 統合医療を担う者として、人々の健康な生活を支える意志と責任感のある人
- 鍼灸伝統医学を研鑽する豊かな感性と知性を持つ人
- 地域社会から国際社会まで、環境や状況を問わず自立した心と行動力のある人