「国試の合格」へと学生を導く、学生に最も近い、そして最も厳しい教員です
田島 望先生
(社会福祉学科― 2020年4月1日現在 ―)
大学生活と自身の研究について
1998年4月に九州看護福祉大学の1期生として社会福祉学科に入学しました。
およそ20年前のことですが、玉名で過ごした日々のことは今でも鮮明に覚えています。
当時の私は、決して社会福祉に関心が高かったわけではありません。
部活に遊びに恋愛にと、大学生活を満喫する日々でした。
ですが、ある時期を境に、ソーシャルワークの魅力に気づき、ソーシャルワーカー(社会福祉士)は、“スーパーマン”なのではないかと思うようになったのです(詳しくは直接お伝えします)。
しかし、ソーシャルワーカー(社会福祉士)の存在は、今以上に知らない人が多いという現状でした。
そこで、このような現状をどうにかしたいと思ったのが現在の研究につながっています。
つまり、「ソーシャルワーカー(社会福祉士)がもっと活躍できるようにしたい」、「ソーシャルワーカー(社会福祉士)を必要としてもらいたい」という思いをもって、研究そして教育に取り組んでいます。
教育において大事にしていること
社会福祉は実践の学問といわれます。
もちろん大学での学びを基本としなければいけませんが、それをきちんと活用する、必要な人に届けることができなければ意味がありません。
ソーシャルワーカー(社会福祉士)が対象とする方は本当に多様ですし、抱える課題もさまざまです。
私は、学生時代にさまざまな人に出会い、多くの現場を経験させてもらいました。
そのことが今でも教育・研究の支えとなっています。
そのため、講義としてだけでなく、学生と共にさまざまな経験を学外に出てすることを意識しています。
毎年学生と取り組んできたオープンキャンパスもその一つです。
社会福祉学科の最大の魅力はやはり学生です。
毎年その魅力を発揮し、いろんな企画を生み出してくれています。
国家試験対策の取り組み
九州看護福祉大学に赴任した2013年から、国家試験対策委員として国家試験対策に取り組んできました。
毎年の取り組みのなかで思うことは、「受験は団体戦」だということです。
そして、その雰囲気をつくり出す力が本学社会福祉学科にはあると思っています。
結果として、過去5年間をふり返ってみても十分な成績を残してくれています。
ただ、悔しい思いをした学生もいることも事実です。
より高みを目指して、あと1点、あと2点を上げるために、私たちもサポートしていきたいと思っています。
社会福祉 国家試験 |
第28回 |
第29回 |
第30回 |
第31回 |
第32回 |
合格率 (全国) |
26.2% |
25.8% |
30.2% |
29.9% |
29.3% |
合格率 (本学) |
40.5% |
46.6% |
45.0% |
59.0% |
52.1% |