九州・沖縄で、看護師・社会福祉士・理学療法士・はり師・きゅう師・歯科衛生士を目指す人のための大学

増田 公香(社会福祉学科)|社会福祉学科

障がい者虐待の問題についてアメリカやフィンランドの事例から考えます

増田 公香先生

(社会福祉学科― 2020年4月1日現在 ―

自己紹介

平成元年に母校の社会福祉学科の大学院を旅立ちはや30年という月日が過ぎました。
あっという間の平成の30年間でした。

その間学生時代に是非学びたいと思ったアメリカでのソーシャルワーク大学院で学んだり慌ただしい30余年だったと思います。
この間日本の社会福祉も基礎構造改革等の導入等、大きく変貌したかと思います。
私個人としては主として障がいのある方々のことについて考えてきました。
また近年は障がい者虐待のことについて考え研究しています。
学生時代遭遇した事象がその原点になっています。

障がい者虐待に関する研究で研究費をもらいアメリカやフィンランド等の海外視察を展開してきました。
その中で最も印象に残っているのは、2015年にアメリカで大ヒットした“Born this way”というTV番組です。
ダウン症をもつ男女7人が主人公になったドラマです。
依然偏見や差別の多い日本社会であるが、飛行機でわずか10時間移動した同じ地球上で障がいのある人々が主人公になる社会が存在するのです。

障がいのある人々を取り巻く社会の制度の差異・市民の価値等違いが個別の生活に大きく影響しているということを改めて認識している今日この頃です。
2020年に入り新型コロナウイルスの流行により大きく社会が変貌する中、新たな視点で物事を考える必要があると時代の大きな節目にいることを痛感しています。

ゼミ紹介

現在3年生と4年生のゼミ生を持っています。
4年生は1名の女子を除いて全員男子で、3年生は全員女子の女子大状況です。
ゼミは“学生が主役!”と考えています。
学生たちの主体性と関心のあることを最大限に引き延ばすのが私教員の役割と考えています。

受験生に向けて

若いときは失敗を恐れず多くのことにチャレンジしてください!
あらゆることが人生の糧になると思います。