基本的身体運動の機能回復をサポートする
理学療法士
理学療法士(Physical Therapist:PT )はリハビリテーションに携わる専門職の国家資格です。リハビリテーションとは、疾病や外傷の後遺症を持つ人に対して、医師の指導の下、医学的・心理的な指導や機能訓練を施し、基本的身体運動機能( 腕や足を曲げたり伸ばしたり、立ったり座ったり、歩いたり、走ったりなどさまざまな動作機能)を回復させ社会復帰を積極的に促す更生指導が主となります。近年では医療、福祉にとどまらず、スポーツトレーナーや教員が取得する資格としても注目されています。身体動作を改善しなければできないリハビリテーションや怪我の予防の指導など、スポーツの分野や教育現場でも理学療法士の専門知識が必要とされる場面は多く、今後ますます幅広い分野での活躍が期待されています。
-
- 活躍の場
- 病院などの医療機関、福祉施設、スポーツトレーニング施設など
-
- 仕事の内容
日常生活活動訓練、検査測定・評価、運動療法、物理療法、住宅環境の整備など
-
Graduate message01
医療法人社団慶仁会 川﨑病院
2011年度
リハビリテーション学科 卒業
田崎 秀一郎 さん
- リハビリで歩く喜びを取り戻す
- 私は、本学で国家試験に合格し、福岡県の病院で理学療法士として働いています。今は脳卒中という脳の血流が悪くなり体の一部が動かしにくくなる病気や、けがで動けなくなった人たちが再び歩けるよう、運動や装具を使ったリハビリを行っています。また、管理業務やスタッフの指導、研究活動にも力を注ぎ、患者さまが元気に回復できるよう日々努力しています。
-
Graduate message02
地方独立行政法人 くまもと県北病院
2020年度
リハビリテーション学科 卒業
本田 智絵 さん
- 回復の道を共に歩む
- 現在、くまもと県北病院で理学療法士として勤務しており、骨折し手術をした方や脳梗塞後の方、呼吸器疾患の方などのリハビリを行っています。リハビリ介入当初は自分で歩けなかったり、身の回りの動作が自分一人では行えなかったりする患者さまが徐々に出来ることが増え、歩けるようになったと笑顔が増えていかれると、私自身とてもやりがいを感じます。今後もより多くの患者さまの笑顔をみられるよう、日々精進していきます。