社会復帰を支える専門職の国家資格
精神保健福祉士
精神保健福祉士とは、様々な原因から心に病を抱える人々、さらにはその家族に社会復帰・快適な日常生活の実現を図るために支援を行う国家資格の専門職です。
その活躍の場は、精神病院等の医療機関・障害者事業所に留まらず行政機関、さらには企業など多岐にわたっています。
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- 活躍の場
- 精神病院、医療機関、障害者事業所、地方自治体、企業など
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- 仕事の内容
退院支援、就労支援、生活支援、連絡調整など
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Graduate message01
医療法人信和会 城ヶ崎病院
2015年度 社会福祉学科 卒業
志岐 咲登子 さん
- 人に関わる楽しさと寄り添う難しさ
- 精神保健福祉士の仕事の魅力は、人と人との繋がりです。メンタルヘルスに課題を抱える方やご家族からお話を聞き、治療や地域生活に関する支援を行います。「当事者の方が何をしたいのか」、「自分らしく地域生活を送るためには?」と、一緒に考えることを大切にしています。人と関わる楽しさや寄り添う難しさを感じると共に、当事者の方の生活が少しずつ改善され笑顔がみられると、「関わって良かった」と、やりがいに思います。
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Graduate message02
一般社団法人 sien sien west
(災害支援団体)
2023年度 社会福祉学科 卒業
外屋敷 優花 さん
- 1人ひとりに本当に必要な支援を
- 令和6年能登半島地震支援として、石川県七尾市で災害支援ソーシャルワーカーとして働いています。主な業務は、戸別訪問での生活状況の聞き取りや生活再建の相談です。また、被災者のニーズに応じて、片付けや引っ越し等の調整、行政や民生委員等と連携し、支援体制を構築することも必要です。震災により、失ったものや家屋等の被害状況はそれぞれ異なります。人との「繋がり」を活かし、専門職として1人ひとりに必要な支援を考えることで、被災者の安全かつ安心した生活へとつながることにやりがいを感じています。
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Graduate message03
医療法人恵愛会 福間病院
2023年度 社会福祉学科 卒業
水野 風汰 さん
- 患者さまの課題を考え、安心できる生活を支援
- 私は精神科病院で、入院している患者さまを対象とした退院支援を行っています。精神疾患になる背景は人によって様々で、例えば学生時代のいじめや家庭での小さな喧嘩が要因となることもあります。人によって異なる背景があり、それに伴う課題も様々です。本人の持つ課題を考え患者さまの今後の生活への希望を聞き取り、退院後に安心した生活を送ることが出来るように支援をしています。退院時にありがとうございましたと言われた際にはやりがいを感じられます。