吉里雄伸専任講師(リハビリテーション学科)が「運動器の健康・日本協会健康・奨励賞」を受賞しました
2025年04月30日
この度、本学看護福祉学部リハビリテーション学科の吉里雄伸専任講師が、運動器の健康・日本協会主催の「2025年度運動器の健康・奨励賞」を受賞しました。
4月20日(日)には東京の明治記念館で表彰式が開催され、代表として吉里専任講師が事業内容をプレゼンテーションし、表彰を受けました。
同賞は、全国の子どもから高齢者まで、広く一般の国民に対し、身体を支え動かす「運動器」(骨、関節、筋肉、靭帯、腱、神経など)の健康の重要性を啓発し、その疾患や外傷・障害の予防・改善のための教育、啓発、普及活動を目的とするものです。
取り組みにおいては、「児童の前・後屈時腰痛発症ゼロ」を目標に掲げ、山鹿市教育委員会、山鹿市立菊鹿小学校と協働で小学校内における予防活動に尽力してまいりました。具体的には、児童の前・後屈時腰痛の保有率や身体的特性を調査し、啓発ポスターの作成、体育授業前の準備運動の作成・指導などを継続的に実施。その結果、児童の腰痛保有率の減少に大きく貢献したことが、今回の栄えある受賞につながりました。
吉里専任講師は「これまでの取り組みを評価して頂けたことを大変嬉しく思います。児童の前・後屈時腰痛の原因については、まだ解明の緒についたばかりと認識しており、今後もその原因と発症要因の解明、そして効果的な予防方法の確立と地域への普及に尽力してまいります。また、この研究を通して、理学療法士が学校保健の領域で活躍する職域の拡大にも貢献していきたいと考えております」と述べています。
受賞者:看護福祉学部リハビリテーション学科 吉里雄伸専任講師、山鹿市教育委員会、山鹿市立菊鹿小学校
事業名:児童の前・後屈時腰痛発症ゼロを目指す取り組み